なぜない、こんなフィルター

2016-06-11 21:48:34
テトラの外掛けフィルターAT60と外部フィルターのVAX60は同じ水中モーターを使っていて適合水槽も同じようなもの。メンテナンスは圧倒的にAT60が楽だし圧倒的に安いのになぜVAXを使っているかというと...AT60は小型水槽で使うと水流が強すぎるのだ。
外掛けフィルターはどのメーカーでもポンプで水をろ過層に組み上げて、水槽に引っ掛けたろ過層からそのまま水槽に水を注ぎ込むようになっている。つまり水槽に注ぎ込まれる水の流れをコントロールすることができないわけだ。
多くの製品では汲みあげる水を制限することで水流をコントロールするようになっているが、この方法は当然ろ過器全体の水流量を減らしてしまうので、だったらもっと小型のろ過器をつければいいんじゃないの?ということになってしまう。
対してVAXは曲がりなりにも外部フィルターなので吐水方法はいくらでも工夫できる。うちではシャワーパイプの壁当てで十分だが、これでも強いなら吐水部にスポンジをつけるとかすればいい。
なぜシャワーパイプに対応した外掛けフィルターはないのだろう。最近は水中フィルターにシャワーパイプを付けたものがある。あんな感じの外掛けはなぜ作られないのだろうか。
外掛けフィルターに出水パイプが繋げられる穴の空いた蓋を作ればいいだけだ。密閉型である必要はないので実際には蓋じゃなくて壁でいい。出水パイプの容量を上回る分は従来通り溢れて水槽に戻ればいい。
出水口に水圧をかける必要はないのだ。なぜなら目的は強い水流を作らないことなのだから。フロー水流量を減らさず、水槽内に強い水流を作らない。加えて戻り水の供給箇所を増やすことで水槽内の止水領域を減らす。
水槽内のことだし、水圧もかかっていないのでパイプ類の継ぎ目もそれほどかっちりしてなくてもいい。逆に簡単に外せる方が外掛けフィルターのメンテナンス性を下げずに済む。
実は工作レベルで簡単にできちゃうんだけど、どうして対応製品が作られないんだろうなぁ。
需要がないのだろうか???